ロジクールのZ523

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週刊アスキーを読んでいたら、テレビの音響改善に適したロジクールのスピーカーシステムが紹介してあった。

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実は少し前に「色即ぜねれいしょん」を借りてきて自宅で鑑賞したのだが、会話がものすごく聞き取りにくく、テレビのボリュームを上げたり下げたりする苦行を強いられることになった。面白い映画だったため、この点がとても残念であり、「DVDにするときは家庭で鑑賞することをきちんと考慮すべきだ」と若きヴェルギリウスはこぶしを振り上げた。

以前も押井守氏の「スカイクロラ」を借りたときに、戦闘音ばかり大きくて会話がまったく聞こえず、途中で見るのを放棄したことがある。そういえば同氏の「イノセンス」も音のバランスが最悪だった。

ホームシアターみたいな環境があれば、こういう音のバランスのストレスから解放されるのかもしれないが、そんな予算はないし、たいていのDVDは問題なく鑑賞できるので放置していた。そこにアスキーの記事である。1万円未満で音響が改善されるなら試してみる価値はありそうだ。Amazonでの評価も高い。うむ……(ヴェルギリウスはしばし黙考するとおもむろにクリックした)。

で、そのZ523が届いたので早速つないでみた。音を絞ってオリンピック関係のニュースを見てみたら、それまで聞こえなかったベース音がずんどこ響き始めた。ニュースって意外といろんな効果音使ってるのね。解説の声もよく聞こえる。ほかのスピーカーを試したことはないが、この感覚はたいへん新鮮である。あとで試してみたのだが、台所で洗い物をしていてもテレビの音がよく聞こえるようになった(これまでは水の音でよく聞こえなかった)。すばらしい。色即ぜねれいしょんをもう1回借りて見てみよう。

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