今日は時間があったので自家発電のことを書いたり桜の写真をアップしたりしたが、肝心なことを書くことを忘れていた。
地震発生以来の菅政権の対応、特に原発事故への対応は最低だった。政治主導を掲げておきながら、決断を下し、責任を負う覚悟のない連中が依然として指揮を執っていることに怒りすら感じている。首相から国民へのメッセージというのをテレビで見たが、私が何より絶望したのは、こういうときに国民を元気づけるスピーチを書ける人材すら政権内にいないということだった。今日も官房長官が原発から30キロまで避難の範囲を広げるかどうかについて「どういう基準で避難指示をしたらいいのかという判断を含めて専門家に検討してもらっている」と言っていたが、そこで「専門家」を引っ張り出す理由が分からない。少しでも危険があるかもしれないと思ったら、政府の責任でまず避難させればいい。国民を危険から守ることを最優先に考えていればそういう判断になるはずだ。専門家がじっくり検討した結果、問題がなければ帰宅してもらえばいい。順番が逆だし、専門家はあくまで判断の材料を提供するだけだ。判断するのは政府の仕事なのにはじめから「専門家」という逃げ道を用意しているのが我慢できない。私はこの1ヶ月の出来事を決して忘れず、菅政権の1日も早い退陣が実現するよう永田町に向けて念を送りたいと思う。ぬー。