ストレージサービスをDropboxからOnedriveに乗り換えました。Dropboxは数年間便利に利用してきましたが、毎月1000円ほどの料金がかかります。年間で1万2000円。私は固定費というものを削ることに強い喜びを感じる人間です。そのワタクシがこれまでDropboxの費用を受け入れてきたのも、同サービスがたいへん便利で何度も「助かった」と思うことがあったからです。取引先に納品した訳文ファイルを出先で急に確認しなければ行けなくなったとき、スマホとDropboxのアプリがあればなんとかなりましたし、訳文ファイルを誤って上書き保存してしまった時も同サービスの履歴機能を使って復元し、事なきを得ました。同サービスには深く感謝しています。
しかしながら、この状況はOnedriveの使い勝手が良くなるにつれて変わっていきました。Onedriveの強みはなんといってもワードやエクセルのファイルの扱いやすさ。Onedriveにさえアクセス出来れば、出先の環境でも仕事をこなすことが可能です。オフィスのファイルならバージョン管理もしてくれるので誤って上書きしてしまっても復元することができます。容量は15GBまで無料、100GB使っても月190円です。安い。
Dropboxの有料プランから無料プランへのダウングレードはアカウントの設定から簡単に変更することができます。私は60GB近い容量を使っていましたが、無料プランに変更してもこのデータが消えることはなく、ずっと取っておいてくれるそうです。このあたりもDropboxは目配りがきいていて心憎い。
さて、Onedriveの困った点をひとつ。上述したようにOnedriveはオフィスのファイルであればバージョン管理をしてくれます。「あー、このファイルのここの訳文、今日変更しちゃったけど、前の訳文の方が良かった気がする。戻したいけど思い出せない。どうしよう」という時に、ワードファイルであれば以前のバージョンが保存されているので参照することができます。問題は、オフィス以外のファイルです。私は基本的にテキストファイルで作業を行っていて、仕上げの段階でワードなどを使っています。ですので、テキストファイルのバージョン管理をしてくれないとかなり困ります。
OneDriveには上位サービスのOneDrive for Business(月額540円)があり、こちらではオフィス以外のテキストファイルなどもバージョン管理してくれるのですが、このOneDrive for Businessのローカルアプリと我が家の電脳がどうにも相性が悪く、やたらリソースを占有する上、同期の速度が遅く、いつまでたっても処理が終わりません。自宅の通信環境が整っている状況下でこれですから外ではとても使う気になれません。
私は早々にOneDrive for Businessに見切りを付け、別の手段を検討することにしました。その際に見つけたのがGIGAZINEのテキストや画像を編集したときファイルをバージョン管理してくれるフリーソフト「AutoVer」という記事です。早速導入してみました。このツールは指定したフォルダを監視して、指定した拡張子のファイルに変更があったらそれを記録してくれるバージョン管理ソフトで、FTPを使ってサーバにデータを保存したり、指定したローカルのフォルダにデータを保存したりできます。私はとりあえず外付けのHDDにデータを保存する設定にしました。
上書き保存のたびにファイル名にタイムスタンプの付いたファイルが次々に生成されるため、上図のように結構な数のファイルが保存されますが、テキストファイルなので占有する容量はたかがしれています。きちんとバックアップしてくれていてひと安心。これで何か起きても大丈夫です。
ドロップボックスは無料版に変えでもデータ削除されないんですね!
参考になりました!
お役に立てて何よりです(^^)