GPS内蔵腕時計 Polar M200 レビュー

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Polar M200 を購入しました。前々からジョギング用にGPS付きの腕時計が欲しいなと思っていたのですが、ようやく決心がつきました。私の条件は以下の2つ。

1.GPSで走った距離と速度を記録できること
2.単体で心拍を計測できること

条件に当てはまる商品はいくつかあり、GARMINのvivosmartJ HR+、Apple Watch、Motorola Moto 360 Sport、Polar M200 、M400 HRが候補に上がりました。

当初最有力候補だったGARMINのvivosmartは、アマゾンでの評価が低く、その割に価格がこなれていない、という理由で落選。

Apple Watchは、着用している人をよく見かけます。それだけ支持されているということでしょうし、ジョギング以外のさまざまなシーンで使える汎用性も魅力です。ただ、アンドロイド端末に対応していないという私にはどうにも乗り越えられない壁があり、泣く泣く候補から外しました。

最後はMoto 360 SportとPolar M200 、M400 HRの戦いとなりました。決め手は、国内でサポートが受けられるか否かです。Moto 360 Sportは魅力的なデバイスですし、価格も並行輸入品なら2万円を切っています。ただ、運動時に使うことを前提とした商品ですので、故障することは大いに考えられますし、その際に修理をお願いできる窓口がないというのは困ります。

M200とM400の比較は、M400が上位機種でありながら価格もM200と大差なく、こちらでも良かったのですが、なんとなく丸いフェイスの方が良かったのでM200にしました。

実際に使ってみて

さて、M200を実際に使ってみた感想です。

一番気になっていたGPSについては、家の外に出て、ランニングモードを選択し、ストレッチをしている間に捕捉してくれます。捕捉に要する時間はスマホのGPSと同じか、少し早いくらいだと思います。

心拍計もちゃんと機能します。走りながら自分の心拍を確認できるのは新鮮でした。だいたい150くらいで走り、坂道でダッシュをすると170くらいに上がります。負荷をかけたいなと思ったら、この数字を確認し、自分に負けないようにペースを維持すれば良いでしょう(キツそう)。

これまでのようにスマホを片手に走っていたときと比較すると、重さをほとんど感じず、軽快に走れるのは非常に良いです。スマホでは心拍は記録できませんし。

走り終わると、M200だけで継続時間、平均ペース、平均心拍、最大心拍、走行距離を確認できます。帰宅してスマホで同期すれば、走った内容を専用のアプリ(Polar Flow)でより詳しく確認することも可能です。

操作体系もシンプルで戸惑うことはありませんでした。想定していた使い方ができたので、個人的にはおおむね満足です。

気になった点

実際に使ってみて気になる点もいくつかありました。以下の通りです。

1.オートストップ、オートスタートがない
信号待ちなどの際も時間のカウントは止まりません。気になる場合は、左側のボタンを押して一時停止する必要があります。M400にはオートストップ、オートスタートが搭載されているので、いちいちボタンを押したりする必要がありません。

2.充電が面倒
充電の際はストラップから本体を外す必要があります。外すのは大した手間ではありませんが、ストラップに装着するのはけっこう面倒です。M400は本体に直接ケーブルをつなぐことができます。

3.それなりにかさばる
M200は軽く、それほど大きな製品ではありませんが、それでもウインドブレーカーの着脱の際はひっかかります。私はアンダーアーマーのウインドブレーカーを愛用していますが、袖口が絞ってあるのでM200がひっかかります。走りながらM200の画面を確認するには、装着している左腕の袖口を少しまくっておく必要があり、ちょっと寒いです。

1についてはボタンひとつで一時停止できますし、3についてはほかの製品でも同じようなものだと思いますが、2がけっこうネックかもしれません。たまに充電するくらいなら本体をバンドから外すのも苦痛ではないでしょうが、2~3日に1回充電することを考えると別の方式にして欲しかったです。このあたりの総合的なつくりは、M400の方に軍配が上がるように思います。

雑感

GPSと心拍計を内蔵した腕時計が1万円台半ばで買えるようになり、この手のデバイスがぐっと身近になりました。以前は限られていた選択肢もずいぶん増えました。どんどん利用して体作りに役立てたいと思います。

ところでカシオはこのへんの商品を作らないのでしょうか。個人的には期待しているのですが。

追記

(2017年12月)購入から半年ほどでGPSをキャッチしにくくなり、1年が経過した現在、ほぼキャッチしなくなってしまいました。心拍計は機能していますが、しばらく充電を怠っていたらPCとの同期もできなくなりました。予想していたより劣化が早いです。心拍計なら3000円程度の安価な活動量計が多数出回っていますので、壊れたらどんどん買い換える前提でそちらを買った方が良さそうです。

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