中国武術のトレーニング方法のひとつに「站樁(タントウ)」というものがあります。トレーニング方法というか、右図のような姿勢を指すのですが、正しくこの姿勢を取ることができれば、気の巡りが良くなったりするそうです。私は詳しくありませんので、興味のある方は以下の百度百科などをご参照ください。Youtubeで検索すると動画もたくさん出てきます。
参考:站桩_百度百科
日本でも気功関連のサイトなどでよく取り上げられていて、Wikipediaでは立禅のエントリに「太極拳の站椿功のことをいう場合が少なくない」とあります。ただ、今回私が取り上げたいのは站樁の中身ではありません。このWikipediaからの引用を見て気づかれた人もいると思いますが、「站樁」の書き間違いがどうにも気になって気になって仕方なかったのです。
そう、「站椿」ではなく「站樁」なのです。ツバキの漢字の音読みは「チン」ですので「站椿」だと「タンチン」になってしまいます。「樁」は「杭」を意味し、百度百科の説明にもあるように「站樁」は木の杭のように立つことを指します。ですので「チンが立つ」ではなく「トウが立つ」と覚えていただけますとなにかとこう……。
ちなみに烈海王氏のお弟子さんも間違えてました。中国の方なのに。
漢字の変換が難しくてやむを得ず、とか?
「樁」は一般的な漢字ではないですし、日本語のIMEだと「とう」で変換できないので代用してしまうのかもしれないですね。