One Day

正直なところ、この作品に期待していたわけではない。年度末の過密スケジュールを乗り越え、夜、子どもたちが寝た後に映画を鑑賞する時間くらいはとれるようになった。しばらくレンタルビデオ屋に出かけていなかったので見たい映画がずい...

はじめての河合隼雄

育児書というのがどうにも信用できない。核家族化が進む昨今、我が家もやっぱり核家族なので子育てで分からないことがあったら医者に聞いたり、ネットで検索したり、本を読んだりして乗り切ることになる。書店で育児関係の雑誌やムックを...

講談社中日辞典第三版レビュー

講談社中日辞典第三版を入手した。発売とほぼ同時に本屋に走ったわけで、何もそんなに急がなくても良さそうなものだが、この辞典はネットに接続して「現代中国語新語辞典」を1冊丸ごとダウンロードできる上、更新機能で新語・流行語など...

内田百閒 – ノラや

朝日新聞の百年読書会で取り上げられていた本。 内田先生のところに迷い込んで住み着いた2匹の猫の話である。正直にいうと読んでいてとてもつらかった。秋口に我が家からいなくなったハタケのことが思われて、百閒先生ではないが涙を堰...

つげ義春 – 貧困旅行記

何回か手紙のやりとりをしただけの面識のない女性と結婚するために、相手の意志も確認せずいきなり九州に旅立つ「蒸発旅日記」がやたらめったと面白く、最後まで一気に読んでしまった。実家につげ義春の代表作が収録された戦後漫画全集が...