約10年前の中東旅行以来の友人であるHくんが、このたびめでたく華燭の典を挙げられることとなった。我々夫婦もご招待いただいたので、軽四を走らせて横浜のホテルニューグランドまで行ってきた。会場が会場であるし、Hくんの人脈力はよく存じ上げているので、さぞや豪勢なものになるに違いないと想像していたが、予想よりもさらに大規模な披露宴だったので圧倒されつつ、隅々まで目配りの利いた進行やアレンジに感心し、美酒美食を堪能させていただいた。それにしても圧倒的な男性比率の高さ。友人を大切にする彼の人柄がよく表れていたが、ダークスーツの男があれだけ揃うとかなりの迫力である。
同じテーブルには以前富士登山をご一緒したHさんと奥様ほか、なんだかちょっとすごい肩書きの方々が着座されていたが、新婦・新郎の挨拶の際に鼻をすする音がそちらの方からたくさん聞こえてきたのが印象的であった。不肖タケウチも鼻の奥にジーンと来ることが多々ありましてございました。おふたりの未来が幸多からんことを心よりお祈りいたします。
我々が披露宴に参加している間の息子の世話については、これまたHくんの心遣いでベビーシッターを手配していただいた。息子はこれまで我々以外と長時間過ごしたことがないのでどうなることかと心配したが、結果的にはベビーシッターの方とずいぶん楽しい時間を過ごしたようである。ひと安心。この調子なら夫婦でデートに出かけることもできそうである。ベビーシッター初体験、ホテルでの宿泊も初体験と息子にとっても実に有意義な横浜行であった。
帰途、横浜アンパンマンこどもミュージアムに立ち寄り、息子のTシャツや靴を購入した。息子の興奮計の針が振り切れて大変だった。君はいったい1日に何回アンパンマンと叫べば気が済むのか。