とんこつ強化月間。今日はとんこつラーメン 博多風龍に行ってきた。替え玉が2玉まで無料であることを前面に打ち出しているが、もちろんそれだけで人は来ない。それだけでカウンターは埋まらない。店は井の頭線渋谷駅の西口改札に向かって右手すぐにある。あのへんを歩いたことがある人なら想像がつくと思うが、個室DVD鑑賞とかテレクラ(まだあったのか)とかが並び、道路がなんだか全体に汚い一帯である。風龍も巨大なテレクラの看板に呑み込まれそうになっているが、そんなことはお構いなしに店内は満席に近い状態で4~5人の店員が威勢良く声を出し、客をさばいている。私はうま玉とんこつ(700円)を頼んだ。カウンター席で左はうら若き女性、右はやさぐれたおっさんである。
席に座って数分で隣のおっさんが替え玉を注文し、それに続いて隣の女性も替え玉を注文。店のあちこちから替え玉の声が上がり、店員はたいへん忙しそうだ。両隣に運ばれてきた替え玉は結構な量である。2人ともひるむことなくスープに投入。カウンターに置いてある紅ショウガ、ごま、にんにく、辛子高菜などを投入し、さらにラーメンと格闘している。その様子を視界の端で確認していると私のラーメンが来た。
スープをひとくち。うーむ、うまい。しっかり豚骨だが臭くないし、味もしっかりしている。具はチャーシュー、きくらげ、海苔、ネギ、卵である。麺の硬さは普通にしたが、これも良い歯ごたえである。うまいうまい。具の組み合わせもシンプルだけどちょうど良く、麺がどんどんなくなっていく。どうしよう、替え玉なんて食えるわけがないと思っていたけど、この調子でいけば全然食べられそうだ。ああ、もうふたくちで食べ終わってしまう。どうしようどうしよう。「替え玉、硬さ普通でお願いします」。頼んでしまった。ああ、もう来た。よし、かえしを足して、今度はにんにくを投入しよう。おお、いいねいいね、新しい表情を見せたね、これなら飽きずにまた食べられる。ふうふう。
食べた。なんだこの充実感は。ここのラーメン、超私好みである。私的とんこつ史上ナンバーワンかもしれない。しばらく通おう。
「孤独のグルメ」みたいですね。
先日、孤独のグルメを読んだばかりなので影響を受けてしまったのかもしれません(^-^;
ハフハフ、モグモグ、ふうふう言って大汗かきながらおかわりすればそれっぽくなるような気がします。