スピーナチェアの修理

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10年以上前に購入したイトーキのスピーナチェア。一年中、私の仕事を支えてくれる相棒だが、このところリクライニング機構がへたってきたのか後ろにうまく倒れてくれなくなった。

そうか、そろそろ買い換え時か、と思い、新たな相棒探しに着手しようとしたが、もしかして修理できないかなとあれこれ検索。

スピーナは上の写真で赤丸と矢印で示した座面裏のネジを取ると、座面を外すことができます。座面を外すとリクライニング機構の部品にアクセス可能です。座面を外すとこんな感じ。

赤丸のところにリクライニング調整用のパーツがあります。これを外すには、サイドから六角レンチで太いネジ棒を外す必要があります。

黒いネジ棒を外すと、ステンレスの筒がありますのでそれも抜きます。そうすればリクライニングのレバー部分が外れます。

外すとこんな感じ。ネジ棒にワッシャーが付いているのでなくさないように気をつけます。

座面側からリクライニングのパーツを起こします。ワイヤーが付いていますが、内側の溝から簡単に外せるようになっています。

外したパーツがこれです。このうち、白い屋根をかぶったような赤い透明の部分、弾力のあるゼリーみたいな部分が経年劣化でへたってしまいます。

この赤透明部分を取り替えようと思います。材料は100均で買ってきた消しゴム。

これを適当な大きさに切り、先ほどの赤いパーツのところにねじ込みます。

あとは外したときと逆の順番で取り付けるだけです。我ながら雑な作業だったので心配でしたが、リクライニング機構は無事復活し、いつもの座り心地が戻ってきました。

大事なパーツを消しゴムで代替しているので、しばらく使ったらまた交換する必要がありそうですが、ドライバーと六角レンチさえあれば自分でなんとかできる、というのは大きな安心材料です。イトーキに連絡してパーツだけ取り寄せることもできそうですので、正規のパーツに交換することがあれば、また追記したいと思います。


追記:イトーキに連絡して上述のパーツを取り寄せようとしましたが、小さいパーツの提供はしていなくて、座面をまるっと交換するかたちになるとのこと。価格をたずねると「新しい椅子が買えるくらいの値段」とのことで、修理の人を派遣してもらうとそれ以上の料金がかかるそうです。結論:自力でがんばれ。

2件のコメント

  1.  初めまして、三井と申します。
     私もスピーナチェアを使っておりまして三年前からリクライニング機構がおかしくてゴムで止めたりしておりました。
     何とか自分で直せないかと思ってはいたのですが、機構が難しいのではと尻込みしておりましたところctransさんのHPを拝見させて頂き無事直せる事ができました。
     ありがとうございました。
     

    1. お役に立てて何よりです(´ー`)
      スピーナチェア、とても良い椅子ですので末長く使いたいですね!

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