Wu はフルスクリーンエディタです。WriteroomやDark Roomのように集中して文章を書くための環境を提供します。起動すると黒い画面にカーソルだけが浮かび、文章を書く以外のことができなくなります。
Wu is a full screen editor that offers a distraction-free writing environment such as Writeroom or Dark Room. Only black screen and a cursor are shown when starting Wu. All you can do is to write text.
注意:フルスクリーンエディタですので、「閉じる」ボタンなども表示されません。Wu を終了する際は、Ctrl+Qを押します。フルスクリーン表示をやめる時は「Escape」キーを押して下さい。
System Requirements
Windows XP
Keyboard Shortcuts
File Menu | |
---|---|
New | Ctrl+N |
Open | Ctrl+O |
Save | Ctrl+S |
Memo | Ctrl+M |
Quit | Ctrl+Q |
Edit Menu | |
Undo | Ctrl+Z |
Redo | Ctrl+Y |
Copy | Ctrl+C |
Paste | Ctrl+V |
Cut | Ctrl+X |
Select All | Ctrl+A |
Jump | Ctrl+J |
Insert Tab | Tab |
Delete Tab | Shift+Tab |
Insert Comment Symbol | Ctrl+Insert |
Delete Comment Symbol | Ctrl+Delete |
Setting | Ctrl+/ |
Find Menu | |
Find | Ctrl+F |
Find Next | F3 |
Find Prev | F4 |
Highlight All | Alt+F3 |
Delete Highlight | Alt+F4 |
View Menu | |
Toggle Fullscreen | Esc |
Line Map | |
Show / Hide Line number | Ctrl+L |
Line marking ( Bookmark ) | Ctrl+Return / Double-Click on Line number |
Jump to marked prev / next line | Ctrl+U / Ctrl+D |
Copy / Cut / Delete marked lines | Right-Click on Line number |
Other Shortcuts | |
Console | Ctrl+F10 |
Text Zoom | Ctrl+MouseWheel |
Features
- Bookmark
- 行番号をダブルクリックするか、「Ctrl+Return」を入力することでその行をブックマークすることができます。「Ctrl+U」「Ctrl+D」でマークした行にジャンプできるほか、行番号の右クリックメニューからマークした行をまとめてコピーしたりすることができます。
- You can bookmark the line with Ctrl+Return or double clicking the line number. Ctrl+U or Ctrl+D is to jump to the marked line, and to Copy/Paste every marked lines is also available with right-clicking on the line number.
- Memo
- 「Ctrl+M」を押すと1行メモを入力することができます。WuがフルスクリーンのSDIエディタで、メモを取りたい場合に不便なので追加した機能です。入力したメモは、Wu.exeと同じフォルダの「memo.txt」に保存されます。
- メモの書式「メモ」「日時」「ファイル名」「メモ入力時のカーソル位置」がタブで区切られたかたちで保存されます。
- You can make a memo with Wu. It is added on “memo.txt”.
- Memo format: Memo, Date, File name, Line number (Tab separated).
- Encodings
- デフォルトの文字コードはUTF-8ですが、それ以外の文字コードを利用することも可能です。
- Wu supports several encodings (UTF-8 is default encoding).
- Syntax Highlight
- Auto indent
- Auto save
- Statusbar
- Current Line number.pos / Last line number.pos
Screenshot
Syntax Hilighting – How to
プログラム言語などに応じ、強調表示の定義ファイルを用意することで予約語などを強調表示することができます。
まず、定義ファイルとしてタブ区切り形式のテキストファイルを用意します。
例えば「test」という単語を強調表示したい場合は、次の定義をテキストファイルに書きます。
test word syntax1
強調したい文字列の後にタブ記号を入力し、それ以降の関連情報の間は半角のスペースで区切ります。属性「word」は、指定された単語を強調表示します。「syntax1」はタグ名です。このタグが付けられた文字列は、設定ダイアログの「Highlight」で文字列色を指定することができます。
属性は「 char, word, noblank, nobreak, pair, string 」の6種類が用意されています。それぞれ下記のように動作します。
- char
- 1文字だけ強調表示する際に使います。
- word
- 指定した単語を強調表示します。
- string
- 指定した文字列を強調表示します。wordと異なり、指定された文字列がテキストに含まれていれば、その部分の文字列が強調表示されます。
- noblank
- 指定した文字列から次の空白文字までを強調表示します。URLの強調表示などに使います。
- nobreak
- 指定した文字列から改行までを強調表示します。行コメントの強調表示などに使います。
- pair
- 特殊な属性です。上述の5つの属性は「文字列、属性名、タグ名」を定義するだけで構いませんが、pair属性では「文字列、属性名、タグ名、対応する文字列」の4つを指定する必要があります。例えば「<」で始まり「>」で終わる文字列(HTMLなど)を強調表示したい場合は、次のように指定します。
< pair tags >
具体的な定義ファイルについては、Wu.exeのフォルダに同梱の「.hl/tcl.txt」を参照して下さい。これはTclのファイルを強調表示するための定義ファイルです。なお、強調表示のタグ名は色の設定項目と対応づけられていますが、強調表示で利用できるのは「comment(コメント)」、「url(コメント)」、「tags(括弧などで括られた文字列)」、「syntax1 ~ syntax3(予約語など)」です。
定義ファイルが用意できたら、設定ダイアログでwuの内部形式に変換します。「右クリックメニュー」→「Settings」→「Highlight」→「Generate Highlight Rules」で、「Source File」に作成した定義ファイルを指定し、「New File」に変換後の保存先を指定します。保存先には必ず「hl」フォルダを指定し、ファイル名は「拡張子.dat」の形式とします。例えばHTMLの強調用ファイルは「html.dat」とし、Tclなら「tcl.dat」とします。ファイルを開く際、Wuは対象ファイルの拡張子を参照し、「hl」フォルダに対応する強調表示ファイルがあれば、それを使って強調表示を行います。ファイルがなければデフォルトのファイル(highlight.dat)が使用されます。
Color
「Settings」の「Highlight」→「Color」で設定できる色については以下をご参照下さい。
設定項目 | 意味 |
---|---|
foreground | テキストエリアの文字色 |
background | テキストエリアの背景色 |
insertbackground | 入力カーソルの色 |
linemapfg | 行番号エリアの文字色 |
linemapbg | 行番号エリアの背景色 |
linemap_select_fg | ブックマーク時の行番号の文字色 |
linemap_separator_bg | 行番号エリアとテキストエリアの境界線の色 |
comment-foreground | 行頭にコメント記号がある行の文字色 |
brackets-foreground | 対応する括弧の文字色 |
url-foreground | URLやファイルパスの文字色 |
hilite-foreground | 検索時のハイライトの文字色 |
hilite-background | 検索時のハイライトの背景色 |
sel-foreground | 選択範囲の文字色 |
sel-background | 選択範囲の背景色 |
tags-foreground | 対応する括弧に囲まれた文字列 |
syntax1-foreground | 予約語1 |
syntax2-foreground | 予約語2 |
syntax3-foreground | 予約語3 |
※「tags-foreground」はpair属性、syntax1~3はユーザーが指定。
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This program is powered by Tcl/Tk.
History
2008年3月24日:バージョン0.1
2008年3月25日:メッセージの表示、ファイル保存の不具合を修正
2008年4月11日:行ジャンプ機能のショートカットキーが正しく設定されていなかった問題を修正
2008年5月10日:誤ってテスト時の設定ファイルを同梱していたため、起動できなくなっていた不具合を修正orz
Problems
- 日本語変換時のフォント表示に不具合があります。
- 日本語変換で再変換時にゴミが表示されます(おそらく作者には解決できません)。